琴音の煉瓦刻印発見録♪吹上~桶川散歩編①『民家を突っ切った煉瓦遺構』 [琴音の煉瓦刻印発見録♪]
『埼玉県には異常に煉瓦の水門や堰が多い』
江戸時代からの治水計画。その一端で用水路や水門、堰がやたらと多い埼玉県。
当時は木造や石積みが主たるものだったけれど、
明治期に流行に乗ってか煉瓦造りに取って代わった時期があったとですw
それも今ではすっかりコンクリなどに造り替えられましたが、当時のままに残るものや、近代設備に一部が取り込まれつつも残存していたりするっす^^
今回はクソ暑い最中にブラブラしてきましたよ。
モチロン煉瓦と言うよりは煉瓦刻印目当てに行ったんだけどねえw
なんでもかつて埼玉県・吹上町に存在していたと言う煉瓦工場、
長島煉瓦さんの煉瓦が使われていたらしいってことで、
らしいを見るべく吹上町の『榎戸堰(えのきどせき)』を目指したっす^^
草加市から出向くルートは色々あるっすが、
上野駅まで出て高崎線のグリーン車でのんびり行くことにしたっすw
関東近郊へと続くJR線のグリーン車は意外とガラガラだと言うのを最近ようやくわかってきた私は、
人目も無いので早速ひとり宴会☆
子供の頃はまさかグリーン車で南蛮漬け食べてお酒を飲んで旅するだなんて思ってなかったっすよマジでw
小一時間で吹上駅に到着っす^^
駅構内にはドデカイ『正四尺玉の花火玉』が展示されてたっす。
鴻巣市って書いてありますが、実はこの吹上町もまた平成の大合併によって隣の鴻巣市に取り込まれた町でもありやす。
(※ この正四尺玉。ギネスにもなってる世界最大の打ち上げ花火玉でもあります^^
ちなみに鴻巣市は8つの日本一を所持する市だったりもします。割愛しますが興味のある方は調べてください^^)
風鈴涼しげなコンコースを抜けて駅前へ
周辺案内図で場所を確認。
手元にある『今昔マップ』さんの比較画像とも照らしあわせる。
『榎戸』はそんなに遠くないみたい^^
っつーことでとぼとぼ歩き始めることにした・・・
っつーかめちゃくちゃ暑いんですけどw
どう考えても子供の頃と比べて夏場の暑さの質が変わっているようにしか思えない暑さ・・・。
アイスでも買っておけばよかったと嘆きつつ先へ行く
その途中ーーー
吹上小学校の敷地内に電車っぽいの発見っす☆
まあ・・・別に鉄っちゃんではないけれど、ちょっと興味ひかれて覗き込むことにしたっす^^
明治22年、お寺の境内内に建てられた尋常小学校からの流れを汲む、大変歴史のある小学校さんっす^^
なんでも元々は秩父鉄道の蒸気機関車がこの学校の敷地に保存されていたそうですが、
その代わりにやってきたのがこの『DE 10 11』と言うディーゼル車だそうです。
仲良くしてください・・・って書いてあるけどどうなのかな?
見た目、荒廃が進みまくりなような気が^^;
昭和11年に造られた木造校舎は立派に健在。
木造校舎いいっすよね~♪
---さて、
そこからものの数分でそれっぽいとこに到着^^
流れが悪いせいか・・・あんまり綺麗じゃない水面の元荒川と榎戸堰^^;
私は榎戸堰の護岸煉瓦を見るよりも先、この周辺、
特にここから下流をちょっと散策したっす。
川べりを進むとーーー
むちゃくちゃ背の低い架道橋がおでましw
でも下から覗き込む高崎線の車輌もまた面白いっすね^^
通過する電車の大音響のガタンゴトンを数10センチ目の前で堪能したっす^^
さて、なんでこんな方に来たかというと、
なんでも私が敬愛する某ネットのサイトさんの情報に寄れば
この川面に長島煉瓦さんらしき煉瓦刻印のある煉瓦片が眠っているとのことだったからです(あえてサイトさんのリンクは貼らない)
川べりに降りて数点、煉瓦片を見つけたけれど、
流石に川の中に突っ込んで川底探索するつもりもなかったので下流域は断念っす。
---再び折り返して榎戸堰へと向うことに。
ここに立ち寄った当初は煉瓦なんてどこに使われてるのマジで?
って思ったのですが、自分の居る側の護岸が煉瓦壁だったんすねw
対岸から元居た場所を確認したら
立派な煉瓦護岸でしたっす^^
ーーーさてそっちへと移動して煉瓦チェックっす。
フェンス越しに煉瓦の面を見ていくワタシ。
刻印のありそうな平(一番面積広い部分)は残念ながら露出してない。
見えるのは長手の部分ばかり(要するに煉瓦の側面です)
正直刻印探しは無理ゲーと諦めたんだけどおーーー
そのかわり煉瓦護岸が道を突っ切って民家の方へと続いていることに気が付き興味が沸いた。
未だに残る煉瓦護岸の名残りを辿ると民家の庭先へ。
そして建物の中に吸い込まれてた。
もしかして昔はもっと用水路の幅が広かったのかな?
その答えを探るべく、民家は通れないのでなるべく近くを進んで痕跡見つけようと思ったら
現・元荒川側は立ち入り禁止・・・^^;
ならば道路を経由して・・・と、民家の周りをグルっと進み、
煉瓦護岸の続きであろうとこへと行ってみた^^
そしたらあったよ^^
民家の横に小さな水路を発見☆
近づいてみるとーーー
煉瓦の門柱らしきものがありました☆
銘板もあったけど文字は見えない感じ(ここもフェンスで遮られてる)
でも榎戸堰の『榎』ってのは見えたっすね^^
(※ 疑問に思うのはその門柱と水路が民家脇だったこと。先ほどの煉瓦護岸の続きは明らかに民家の真下に伸びていたんだけどなあ・・・
もしかしたらこの煉瓦壁の用水路は流れ口が2つ存在して片方だけ埋められて家が建ったのかなあ???)
そしてその門柱の対向線上に道路を渡して向こう側にも
煉瓦の門柱があったっす!
サブブログなのに二話構成という初の快挙w
次回に続きます☆
ここまで読んでくださりありがとうございました^^
メインブログ記事に組み込むことも出来なくてお蔵入りも考えた旅行記だったのですが・・・
もったいないのでこっちでご披露って感じです。
地味~なお話だけれども、
ボツネタにするのはもったいないのでネットにあげておこうかと^^
実は煉瓦の刻印発見できないシリーズは結構ありまして、
画像だけがたくさん取り残されてる状態でもありやすw
そういうのの救済としてコッチでアップもアリっすよねw
おはようございます。
埼玉も煉瓦の宝庫・・・初めて知りました。
暑い・・・ですね。
by YUTAじい (2015-08-07 06:28)
あれ?あれれ??
って思いましたわw
お蔵入り救済ですね。なるほど。
by まめ (2015-08-07 12:34)