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琴音の煉瓦刻印発見録?『秩父長瀞荒川橋梁&旧親鼻橋』 [琴音の煉瓦刻印発見録♪]

『秩父に行くのはとっても久しぶりでした☆』

 いつ以来かな?

 ランプのお宿の廃墟を見に行った以来でしょうか???

 

 さて今回私っちは何を目的に出向いたかと言うとーーー

 長瀞付近にある秩父鉄道の煉瓦橋梁『荒川橋梁』を見たかったからなんす^^

 そしたらそれ以外にも煉瓦ちゃんが見つかっちゃった(*´д`*)テヘ♪

琴音の煉瓦刻印発見録♪荒川橋梁・親鼻橋.jpg

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『上長瀞駅』まで電車を乗り継ぐこと2時間ちょっと。

 埼玉の東のはずれから西のはずれまでは遠いっすねw

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 さて駅から歩き始めた訳なんすが大体の場所は分かってるっす。

 

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 だって線路伝いに荒川を越える橋を目指せばいいだけなんだからねw

 っつーことで荒川付近に来たんすけど、どうやらここは煉瓦ちゃんじゃないみたいね^^

(※ 後述しますがこの道は旧秩父鉄道線なんですって)

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 でもここから荒川を望むと、うひゃー!

 煉瓦ちゃんの橋脚が見えりゅう(*´д`*)

 さっそくどこから川岸に降りようか模索。

 でも目星をつけていたところは何か『新しい道路をつくってます』と工事中だったんで、

 とりあえず別の場所を探すことにした。

(※ これが結果的に良かった)

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 ・・・結局降りられそうもなく、大回りして対岸までやってきてしまったっす^^;

 とは言え対岸からだって近づける訳でーーー

 

 対岸には長瀞ライン下りの入り口があったのでそこからお邪魔することにしたっす☆

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 ・・・分かってはいたけどっすね^^;

 埋もれた河川敷の石に足を取られないように慎重に進むことにしたっす。

(※ ここに来るまでに既に2回すっ転んでます^^;)

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 川に近いところは雪も解け、この長瀞独特の岩畳が顔を見せていたっす^^

 するとーーー

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 その所々に『煉瓦片』!

 でもどこの煉瓦片なんだろ???

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 これは小さな小さなポットホールかな^^

 硬い岩盤の窪みにハマった石が川の流れに洗われて丸っこい石があったっす。

(※ この近くに巨大なポットホールがあります。ちなみに日本一大きい)

 そしてそしてこれが一番ビックリした。

 それはーーー

 

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 この付近には沢山の『煉瓦塊』があったからなんです(◎_◎;)

 ぶっちゃけそんな情報知らなかったからビックリ。

 と言うか歓喜w

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 見ればその近くには人工的に造られた何かの土台も散見。

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 煉瓦刻印は・・・川流に洗われてご覧の有り様。

 丸まり削られて刻印どころじゃないっすねw

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 流石に川に踏み入ってまで観察する勇気もなく(冷たいし、流れが意外と早い^^;)

 望遠で眺める程度にしておきました^^

 

 さてさらにすすむとこんなものが!

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 刻印・・・?

 うーんでも形状的に煉瓦じゃ無くて瓦製品っぽいね・・・コレ^^;

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 近づける煉瓦塊には成るべく寄って調査したけれど、やっぱりどれも浸食されたものばかり。

 最初はこれから見に行く荒川橋梁の付け替え工事とかで、要らなくなった煉瓦橋梁とかが流れて来たのかな~って思ったのですが、

 よく考えたら荒川橋梁はここから『下流』の場所なんす。

 鮭じゃないんだから煉瓦が遡上するわけ無いよねw

 だから増々分からなくなっちゃった・・・。

 

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 ようやく荒川橋梁の近くまで来たものの・・・

 

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 どうやらこの川の流れを飛び越えないと近づけないみたい・・・^^;

 ジャンプで渡れそうだけれど、正直対岸側がどこまでしっかりした足場なのか不確定。。。

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 周りに落ちていた竹を向こうに渡してみたモノの、

 結局怖くて断念しましたw

 

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 とりあえず再びスタート地点である向こう岸へと戻ることにしたっす^^;

 ここで一息。

 電車内でぬるくなっちゃったお酒を雪の中に置いときましたよw

 ヒンヤリ冷えて美味いこと美味いこと(*´д`*)

 落ち着いたところで元来た道を戻った。

 

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 秩父と長瀞を結ぶ国道140号線、その間には荒川を越えるための『親鼻橋』がありましたっす。

 なんてことない車が通る橋っすよ。

 でも実はこの橋には歴史があり、この橋を渡ったのはとても意味があったことに気づくのはもう少し後の話なんです^^

 

 ・・・いつもの癖でしょうか、

 どうも煉瓦探索してると嗅覚が備わってくるのかーーー

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 橋から周りを眺めていると、

 ここから上流側に『煉瓦っぽい何か』が藪の中に薄っすら見えちゃったとです!(*´д`*)

 見間違いか?とも思ったけど、

 カメラの望遠でも手持ちの双眼鏡でも確認した結果、

 あれは絶対煉瓦ちゃんや!と確信し、

 急遽目的変更っす!

 目指せ!煉瓦っぽい何かちゃ~ん(*´д`*)

 

 

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 とりあえず一番近そうなとこはどこなんだろ?と行くと、

 どうやらウォーターパーク長瀞と言うテーマパークへの道が最も近そうだったっす。

 っつーことで行ってみようっす^^

(※ 後で分かるんだけど、この道は築堤)

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 ただ・・・その道なりに進んでも遠ざかる一方なんでーーー

(※ 途中からカーブして逸れていた)

 泣く泣く途中で竹藪に突貫することにしたっす^^;

 

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 竹藪はヤダ・・・ほんと嫌ぁ・・・

 だって分け入った時に鞭のように『はねっかえり』があるんだもん!

 目に飛び込んできたら危ない危ない・・・

 

 慎重に慎重に掻き分けて下るとようやく河川敷へと到達した。

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 そこから見上げる先ほどの場所。

 うーん・・・

 やっぱりここからじゃ見えないか^^;

 と言うことで竹藪の檻みたいなところを渋々と再び登ることにしたんです。

 すると!

 

 

 

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 き、来たああーーーー!

 やっぱりどう見ても煉瓦ちゃん(*´д`*)

 しかも何だろ?---橋脚とか橋台跡かな???

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 積み方は長手積み。

 

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 左右の隅は石積みで固めた素敵で堅牢な造り^^

 

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 土台部は何だろ? 石垣と煉瓦の間にあるのは・・・コンクリ?

 わっかんないなあ~^^;

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 横はどうなってるのかと移動したけど藪で分からないっす^^;

 ならばせめて上はどうなってるんだろーつーことで!

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 一旦戻ると登れそうだったので行ってみるっす(*´д`*)

 私以外にはこんなとこ誰も行かないだろうなあ~って思ったが、

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 先客がいたようっすw

 えっと~狸の足跡だよねコレ?

 犬じゃないと思うっす^^

 さて、

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 頑張って藪を掻き分けて進むものの、足元には何もそれらしいものは見えなかったっす。

 と言うか落ちたら嫌なので手前で止めといたんだけどねw

 

 結局この時点では何も分からなくて退散。

 この後は再び荒川橋梁へと向かうのですが、ここで答え合わせをば^^

秩父鉄道長瀞~旧秩父駅区間2.jpg

 かつて秩父鉄道は荒川の手前が終点でした。

 それがこの煉瓦遺構の辺りにあった旧秩父駅。

 現在の秩父駅から10㌔も離れてる辺鄙な場所っすよ。

 そしてその旧秩父駅の駅舎は今や別の場所に移築保存されてるのですが・・・

 なんと正確に詳しい跡地は分からないとのこと(なんでよ?)

 

 上の図を見てもらうと分かるように現在線と旧線は大きく線形が違いましたっす。

 歴史は端折りますが、長瀞駅(旧宝登山駅)から荒川湖畔にあった旧秩父駅までが元々の秩父鉄道本線だったとです^^

 そこは荒川橋梁が出来て秩父市内まで線路が開通した後にお役御免となったのですが、

 しばらくは貨物支線として存続してたわけ(大正15年廃止)

 だから調べ始めた当初は鉄道系の煉瓦遺構なんじゃね?って思ってた。

 旧秩父駅の名残とか?って考えていたのですがーーー

 全然違ったようですw

 

 実はーーー

 先ほど往復した国道に架かる親鼻橋の前身

『旧・親鼻橋の名残』だったんすよね^^

 1902年(明治35年)架橋。

 1914年(大正3年)にやっとこさ荒川を越えた秩父鉄道より大先輩の橋だったそうっす^^

 それは1957年(昭和32年)に架橋した現在の橋が出来るまで使われたそうなんですが(その間に付け替え工事や補修あり)

 この煉瓦の橋脚や橋台こそ、その初代親鼻橋の名残なんだってさ^^

 対岸にも実は煉瓦橋脚の名残が残ってるって話。

 知ってたらそっちも見に行ったのに悔しいっすマジで^^;

 

 そしてこれで納得できたことがもう一つ。

 荒川の河川敷に散乱していた煉瓦塊もまた、どうやら旧・親鼻橋の煉瓦橋脚の名残の一部のようっすね^^

 

 素直に荒川橋梁に辿りついていたらこんな発見もなく、こんな歴史も知ることも無かったはずっす。

 偶然に感謝っすねマジでさ(*´д`*)

 

 さてこの秩父長瀞(正確には皆野町)の話はもうちょっと続くっす^^

 埼玉の山村に浮かぶ煉瓦橋梁をとくと見よ!

 その後のおまけと言っちゃ失礼なくらいの高さ30メートルの煉瓦擁壁もご覧あれっす(*´д`*)

 ではではまた今度☆

 


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コメント 2

YUTAじい

おはようございます。
突き詰めていくと・・・奥が深すぎですね。
by YUTAじい (2017-01-14 06:50) 

まめ

嗅覚が研ぎ澄まされましたねw
しかし、雪の中もなんのその、すごいです。
by まめ (2017-01-16 12:39) 

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