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琴音の煉瓦刻印発見録♪『芝浦・船路橋の東京市電局刻印』 [琴音の煉瓦刻印発見録♪]

『調べ物をしているといつのまにか脱線してることがある』

 例えばですよ奥様!

 wikiで『猫』について調べていたら、記事中の気になったとこのリンクを踏んで、いつの間にか『聖闘士聖矢』の記事に夢中になってたとか・・・^^;

 まあそれは極端ですがネット検索してると結構あったりしますよねえw

 

 ---いつものように煉瓦を調べていたある日

 超しつこく地元草加市の煉瓦工場の煉瓦情報を調べていたら脱線したんす。

 地元の資料館に『東京市電局の煉瓦刻印がある』と。

 最初は何よ?市電局って~って思ったのだけれども、刻印!と来たら黙ってられないわけでやんす(*´д`*)

 じゃあ家から6分だし見に行こうってなったのだけれども展示されてなかったのだ!(なんでやー)

 とは言え他の煉瓦は見てきたけれど(なぜか草加の民族資料館には激レアの煉瓦刻印があったりするしね^^ ・・・まさか煉瓦マニアの学芸員さんがいる!?Σ(゚д゚;))

 うーん・・・でもやっぱり見てみたいっすその東京市電局煉瓦刻印ちゃん!

 っつーことで、他にも見れる場所があると聞いたのでそこに行くことにしたっすよ^^

 ではではレッツ刻印狩りに行くでヤンス☆

琴音・夏季バージョン2東京市電局刻印.jpg

電気局刻印 001.jpg

 情報だとJR田町駅でも浜松町駅からでも行けると聞いていたので浜松町から行きました(特に理由なし)

 目指すは『芝浦』っす^^

 

電気局刻印 002.jpg

 ここら辺は水路と言うか運河ばっかでやんすね^^

 目の前の運河は『重箱堀』

 綺麗な四角形の船だまりみたいなとこっす^^

 明治時代、日本初の海水浴場だったとか?(諸説あり)

 

電気局刻印 003.jpg

 私が向うのはこの道まっすぐにある『船路橋』と言う所。

 

電気局刻印 004.jpg

電気局刻印 005.jpg

 それは高層ビルの間にポツンとあった。

 

電気局刻印 006.jpg

電気局刻印 007.jpg

『船路橋』

 煉瓦調デザインの新しい人道橋っす^^

 

電気局刻印 008.jpg

 浜松町方面を振り返ってみる。

 なんてことない橋だけれど青空もあってか景観がいいっす^^

 

電気局刻印 009.jpg

 ---ふと、

 橋の歩道面のデザインが気になった。

 わざわざ『レールのようなデザイン』が施されているような?

 

1950年頃・芝浦.jpg

 実はココは元々『都電の修理工場への引込み線』だったそうなんす。

 私が歩いてきた道は都電が走ってたんですね^^

 

 さあ、目的のブツはこの橋を渡ったところっす。

 では行きやしょうず^^

電気局刻印 010.jpg

 橋の袂(芝浦アイランド側)にやってくるとーーー

 

電気局刻印 011.jpg

 どう見たって煉瓦ちゃんが埋め込まれてるっす(*´д`*)

 もうさっそく拝顔っす(*´д`*)

 

電気局刻印 012.jpg

電気局刻印 013.jpg

電気局刻印 014.jpg

電気局刻印 015.jpg

 うおおおおおお~!はじめて見たっすこんな刻印!

 刻印のデカさ半端無いっすねコレ。

 二重円の中に『風車』、外円の左右に『電路(ろでんじゃないです。でんろっす)』の

 『東京市電局煉瓦刻印!』(もしくは電気局煉瓦刻印)

 詳しい説明は後にして私はじっくりと煉瓦ちゃんを堪能する(*´д`*)

 

電気局刻印 016.jpg

電気局刻印 017.jpg

 来た方へ戻るとそこには小さな公園がありました。

 そこには歩道側に背を向けてあまり見てもらえなさそうな説明版が(見落とすよこれじゃw)

 

電気局刻印 018.jpg

電気局刻印 019.jpg

 読んでみると、昭和28年架設の修理工場への橋だそうっす。

 昭和40年の都電廃止後も都営バス工場への橋として使われていたそうですが・・・

 工場の移転と共に閉鎖されていたみたいでやんすね^^;

 それが平成の世になって新たに付け替えられたのが今の橋みたい(平成19年。最近じゃんΣ(゚д゚;))

電気局刻印 020.jpg

 説明版には当時のレールが金太郎飴みたいにうめこまれてましたよ^^

 ーーーさて少し考察、と言うか感想を

 橋の付け替えで全てを新しくするのではなく、ここに使われていた煉瓦を埋め込むだなんて粋ですよね^^

 橋の路面のデザインもたぶん当時のレールを模したデザインじゃないかな^^

 私ってばこういうの大好きっす☆

 橋の施工者さんは愛があるなあ~^^

 

 そして少しだけ考察。

 この煉瓦は『電燈電路材料』と言う扱いで東京市電局(現・東京都交通局)の建物などに使われていたそうなのだ。

 だから『電路』って刻印されてるんだろうけどね。

 まあそれはいいの。

 私はどこでこの煉瓦を焼いたのか?が気になって気になってしょうがない感じっす^^;

 東京市電局は明治44年開局の東京都経営の公営企業。

 その年代以降に存在した煉瓦工場で焼き上げた煉瓦なんでしょうけれど、

 都電の規模とか考えると結構な煉瓦の量を必要としただろうし結構大きな工場だったのじゃないかしら?

(※江東区、深川電気局倉庫。台東区。荒川区などの都電の軌道などが存在した場所から数点この刻印煉瓦が発掘されているそう。つまり都内には結構ゴロゴロ埋まってる可能性も?)

 

 草加にかつてあった大きな煉瓦工場『大阪窯業』

 そこで生産された煉瓦ちゃんのはっきりと分かってる用途は旧・北武鉄道(現・秩父鉄道)の橋梁のごく一部(私が勝手にそう思ってるだけですからねw)

 ・・・ひょっとしたら

 東京市電局の煉瓦とか焼いてたりしてないのかなあ~と思いつつ、私は船路橋と煉瓦刻印にサヨナラしたのでありんす。

 

DSC_1176.jpg

DSC_1177.jpg

 帰りは肉食ったっす☆

 煉瓦の後はお酒とお肉さいこー(*´д`*)

 ではまた刻印煉瓦ちゃん見っけたら記事にしたいと思います(いつになるやら!)

 


nice!(18)  コメント(4) 

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コメント 4

YUTAじい

おはようございます。
煉瓦・・・奥深く嵌って、抜けられませんね。
by YUTAじい (2015-09-23 06:33) 

まめ

これはでかい刻印ですね。
ただ、今までのをみてきたら若干ありがたみがw
by まめ (2015-09-30 12:42) 

アキ

横浜市神奈川区にて発見しました!
by アキ (2016-07-18 17:50) 

ちょいのり

アキさん情報ありがとうございます(*´д`*)
ボクも探ってみようと思います!

by ちょいのり (2016-07-26 03:05) 

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