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琴音の煉瓦刻印発見録♪『カネボウ公園~堤野球場ほか☆』台湾排骨弁当・東京拘置所周辺も [琴音の煉瓦刻印発見録♪]

『化粧っ気無い私だけれど化粧品会社の名前くらい知っとるっすw』

 お母さんに『少しくらいは化粧してるのかい?』ってこの前突っ込まれたけれど、

 まだお肌ピチピチの21歳なんだからいいじゃんね~??

 まあそれは置いて置いて、

 いつものよーに、煉瓦の可能性を求めて昔の古地図をダラダラ見ていたら『気になる場所』が見つかったんす(今昔マップさん。いつもお世話になってまーす(*´д‘*))

 それは『鐘紡紡績』

 鐘紡ってあの化粧品のカネボウ???

 っつーことで、鐘紡紡績のあった場所へと行ってきたよ(*´д‘*)

 

琴音の煉瓦刻印発見録♪カネボウ公園・堤野球場ほか.jpg 

『カネボウ化粧品』と『鐘紡紡績』

 当然繋がりがあるのです。

 長く長~くなっちゃうので短くまとめるとーーー

 紡績、つまりは繊維産業。

 繊維産業っつーのは明治大正の頃は日本の基幹産業でした^^

 富岡製糸場に例をとるように、繊維産業こそ日本の国力の時代だったわけっす。

 その中でも日本屈指の紡績工場が、私っちのご近所である墨田区にメイン工場をかつて構えていたわけなんすよね^^

墨田・鐘紡紡績地図.jpg

(今昔マップ[コピーライト]さんより)

 明治22年(1889年)墨田の鐘ヶ淵に工場を設けました^^

 鐘淵紡績。それが短くなって鐘紡。

 日本最大とも言われるくらいの大きな企業だったけど・・・

 戦争による各地の工場の消失。

 膨らみ過ぎた多角経営化の失敗。

 労使問題などで昭和を歩んでる間に企業もじりじりと脆弱になっていったんす。

 そこにバブル崩壊。

 そして自会社の粉飾決算の繰り返し。

 ついに2007年、栄華を誇った日本のモンスター企業は事実上の消滅をしたっす^^;

 で、

 カネボウ化粧品ってのは、鐘紡が多角経営してた頃から注力してた会社っす。

 日本第三位のシェアを誇ってた時期もあったけど、今や花王さんの完全子会社化となったわけです^^;(2006年~)

 

 と言うことでなんとなーく鐘紡の歴史は分かったっしょ?w

 でも私が知りたいのは化粧じゃない!

 煉瓦の痕跡があるかないか

 なんすよ^^

 

 明治当時の紡績工場は不燃の建築が持て囃されたわけなんです。

 糸とか布を扱います。それは簡単に燃えちゃうわけなんす。

 そこに煉瓦建築はうってつけってことなんすよね~☆

(だから昔は煉瓦建築の紡績工場もまた多かった訳っす^^)

 んで~、鐘紡紡績がかつてあった場所と煉瓦を検索してみたら・・・・

 どうやら煉瓦の名残がちょっとだけ残ってるとの情報をいただけたの^^

 ならば行くっきゃないよね!

 っつーことで、

堤野球場・カネボウ公園辺りの地図.jpg?

 今現在は公園や野球場・団地になっちゃった『旧鐘紡紡績跡周辺』へと行きました(ここまでが長い前フリですw)

  

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 いっちゃん最寄りであるっぽい東武線の堀切駅にやってきました^^

 

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 目の前は荒川です。

 堤防挟んで海抜ゼロどころかマイナスの土地かなあ~ここ^^;

 

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 そこから川沿いに南下して路地へと入ると大きな建物が二棟見えて来た。倉庫とかかな?

 花王にカネボウのロゴ

 子会社化とは言えブランドとして残るのはカネボウさんの意地なのか何なのかです。

 その敷地をぐるっと進むとーーー

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『カネボウ公園』と言う小さな小さな公園がありました^^

 そう。かつてここに鐘紡紡績があったと言う証の場所っす。

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 ここには鐘紡紡績発祥の地と刻まれる碑がありました。

 正直・・・ほんとにひっそりとした公園・・・。

 ある意味鐘紡さんの今を象徴してるのかもしれない。

 

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 その片隅にはモルタルが付いた煉瓦壁の一部が転がっていました。

 刻印求めて裏返したりもしたけれど、

 ダンゴムシがウジャウジャ居たくらいだったっすw

 

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 さて、カネボウ公園に隣接する大きな広場は『堤野球場』と言うスポーツ施設になってるんす^^

 そこには一見、古びたコンクリ塀が周りを囲んでいたんだけどーーー

 

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 よーく見ると煉瓦ちゃんが見え隠れしてたんす(*´д‘*)

 コンクリに見えたそれは中身が煉瓦ちゃんだったわけです。壁を支える控え壁なんかはモロに露出。

 そして公園の管理棟なのかな?その入り口付近が最も煉瓦があらわになってたんす(*´д‘*)

 

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 うひょー(*´д‘*)スバラシイ!

 と言うことでいつもの行きましょうず☆

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 裏手側は控え壁の天辺など多くの平面がありました^^

 うーん~でも刻印無いなあ~。

 

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 僅かに見える壁の裏側もチェック!

 でもここも無いみたい^^;

 じゃあってことで!

 

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 壁によじ登って壁の最上部を見てみたよ(*´д‘*)

 でもやっぱり無かったなあ~煉瓦の刻印。

 サミットでお巡りさんウロウロしてるのでちょっと見ただけでやめましたけどねw

 それにしても明治22~3年頃に大量の煉瓦を必要としたわけだし~

 煉瓦の出どころが気になる(集治監か深谷???)

 

 この後は散歩がてらに何件か煉瓦遺構を見ながら帰ったっす。

 

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 堀切駅近くの煉瓦蔵~

 

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 荒川を渡った先の植え込みの煉瓦とか~

 

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小菅東スポーツ公園辺り.jpg

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 昔の地図に煉瓦工場の記号があったから行ってみたら・・・

 水再生センターで入れなかったとか・・・

(煉瓦工場跡地に行くと水再生センターが多いなあw 日本煉瓦㈱亀有工場もそうだったし、東京煉瓦㈱もまたそうだったし^^;)

 

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 さて、再び川を越えて東京拘置所の下町へと突入っす^^

 そこにも煉瓦はいくつかあるっす。

 

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 大洋〇動産さんの建物(*´д‘*)

 木材工場にしか見えないけど立派な煉瓦蔵っす☆

 

 そのすぐご近所にもーーー

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 立派な煉瓦蔵がありました(扉とか重厚ですよね!)

 焼過煉瓦かな?それとも釉薬煉瓦かな?

 目地を含めてこちらさんの建物はお高い感じっすw

 

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 久しぶりに東京拘置所へとやってきました^^

 ん?

 何か説明版が設置してあるよ!

 のぞき込むと~~~

 

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 するとそこには東京拘置所と囚人煉瓦の説明が書かれていましたっす^^

 でも気になったのはそっちじゃない。

 

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 集治監の刻印煉瓦二種が針金でぐるぐる巻きに展示されてたっす(*´д‘*)

 持って行かれないようにだろうけど、持って行く人なんているのかなw

 

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 その後は拘置所北側の公園をブラブラ。

 ここは堀や茂みの中に結構煉瓦片が落ちているっす(刻印付きもあるよ)

 

 と言うことで散歩を終えた私は公園でランチすることにしたよ(*´д‘*)

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 ビールは・・・ぬるくなってたけどまあいっか(買ってかないで小菅の東武ストアーで買えば良かった^^;)

 

 そしてご飯はーーー

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 北千住駅以外2店舗でしか手に入らない台湾排骨弁当(*´д‘*)

 東武鉄道と台湾の人気チェーン店のコラボ商品だとか。

 これがなかなかうまかったっす(*´д‘*)

 っつーことである5月の煉瓦散歩でございやした☆

 


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YUTAじい

おはようございます。
カネボウも色々有りましたが・・・・歴史閉じましたね。

by YUTAじい (2016-05-27 06:46) 

まめ

煉瓦の臭いには敏感ですねぇ
案外ここ、煉瓦だったのか!って建物があちこちあるのかもしれませんね。
気を付けておきます。
by まめ (2016-05-27 12:49) 

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